コズミックサイクリング,星空フィーリング。シリウスまで,アンタレスまで,この自転車に乗って。
マックOS Xに付属しているクイックタイムプレイヤーは,思っていたよりも完成に近づいていたが,未実装の部分も多々ある。良くなった点としては,描画しながらや裏に回しても再生がスムーズ,ムービー圧縮しながら他のアプリが動かせる,など。悪くなった点は,重さやMPEG-1の再生サポートが実装されていないこと。
記事の最後の部分にあるのだが,9日から12日にクイックタイムLive!という開発者をメインとしたイベントがあり,そこで,QuickTimeのネクスト・ジェネレーションとも云っていいクイックタイム(QT)5の発表と,リアルタイムDV編集と改良されたDVDオーサリングを提供するファイナル・カット・プロ2の発表が噂されている。たぶん製品版マックOS Xでは,そのQT5が乗るだろうから,マックOS Xのパブリックプレビューはちょっとタイミングがずれてしまった感じ。んで,なぜQT5が,QTのネクスト・ジェネレーションたるかというと,MPEG1とMPEG2の編集と再生を完全にサポートし(現在はMPEG1の再生のみ),ついでにG4のアルティベックに対応する。クイックタイムは,MPEG4の基礎部分としてISOに採用されており,QT5を皮切りにMPEGをフルサポートするメディアとして爆走しだす。
クイックタイムプレーヤーは30ドルでプロ版となり,簡単な編集や書き出しができるようになる。で,これが非常に楽しい。iMovieでも云われたことだが,重たいメディアを扱っているはずなのに,切ったり貼ったり切り刻んだりなにやりかにやりが直感的にできてしまう。その楽しさはなにものにもかえがたい。例えれば,夜空を走る自転車。簡単に手軽に,そしてやろうと思えばどんな遠くまでも走り続けることができる。ウインドウズのメディアプレイヤーのナナハンのような派手な見た目はないのに,機能は勝る。新しいギアを手に入れるこの自転車に乗って,どこまで行こう。
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